生産者STORY

 
JA庄内たがわSTORYA 山形はえぬき編
 
『山形はえぬき』の里へ
JA庄内たがわ 営農販売部、米穀課長・岸田洋一さんに聞く
県外ではあまり生産されていないがゆえに、多少、知名度は低いものの、食味値「特A」に12年連続して認定された山形県庄内産「はえぬき」は、知る人ぞ知るおいしいお米。稲作に適した土地、気候、そして生産者の情熱が、おいしさの秘密です。
 
日本の米蔵・庄内地方
 
JA庄内たがわの営農販売部、米穀課長の岸田洋一さん
山形県庄内地方。ここは昔から、日本有数の穀倉地帯として知られています。
北に鳥海山、南に月山、金峰山などの山々に囲まれながら、平らな水田が広がる庄内平野は、稲作には理想的と言える盆地を形成しています。また、厳しい寒さが続く冬、山に降り積もった雪が、ゆっくりと平野に流れ込み、おいしいお米を育んでくれます。
「全国的に豊作だと言われても、ここではそれほどでもなかったりします。その反面、不作だと言われている年でも、それほど収穫量が落ち込むことがないんです。毎年、収穫量に大きな増減がなく、安定しています。台風の被害を受けることも少ないですね。地形だけでなく、気候的にも稲作に適しています」と、JA庄内たがわの営農販売部、米穀課長の岸田洋一さんが話してくれました。
JA庄内たがわでは、毎年、180万俵ものお米が出荷されるとのこと。また、皇室献上米に選ばれたこともあります。「質」「量」ともに、「日本の米蔵」と言って、過言ではありません。

 
今年も新米の季節になりました
 
田んぼはほぼ収穫を終え、茶色い土を見せていました。
稲の収穫真っ盛りの10月はじめ、JA庄内たがわを訪ね、収穫の状況を伺ってきました。
28メートルあるというお米の貯蔵施設、カントリーエレベーターに登って平野を見渡したら、庄内平野に広がっている田んぼはほぼ収穫を終え、茶色い土を見せていました。
JA庄内たがわの岸田洋一さんに、今年の状況を尋ねたところ、作況指数で「105」、「やや良」。一等米比率も98%ぐらいになりそうだということでした。庄内産の「はえぬき」は、一二年連続で「特A」という最高ランクに認定され続けたお米。ブランド米として知られる「魚沼産コシヒカリ」にまったくひけを取らないお米です。最近は山形の新しい品種「つや姫」も登場。出荷が始まって今年で3年目。作付けもだんだん増えています。「はえぬき」と「つや姫」が、この地方の二大品種と言えるまでになっています。
Germer Roadでも、そろそろ新米が出そろう季節。生産者の情熱と恵まれた自然に育まれた新米が楽しめる時期になりました。

 
米どころに甘んじることなく
 
米どころに甘んじることなく
恵まれた環境にあるものの、ここJA庄内たがわでも高齢化への対応は大きなテーマになっているようです。新規就農者の獲得。「きつい」「きたない」「かっこ悪い」と言われてきた3Kから、「かっこいい」「感動」「希望」の新しい3Kへ。そのためのさまざまな取り組みが行われています。
「新しい農産物や加工品などへの取り組みもやっています。生産者の手取りが増えないと。生産者の事業量が増えないと収入も増えませんから。若い人たちが入ってこれる雰囲気づくりも必要ですよね。農業は手間がかかりますから、家族経営だと限界もあります。農協が出資した農業法人などをつくることにも取り組んでいます」とのこと。
また、都会の団体と提携して、産地直送の販売ルートをベースに、産地を体験する農業ツアーなども企画。年2回程度の受け入れもやっています。
米どころの名に甘んじることなく、次のステップに挑戦している姿に感銘を受けました。

 
産地とタッグを組んで
 
産地とタッグを組んで
地形、天候、水、どれをとっても生産地としてとても恵まれた環境にある庄内。JA庄内たがわと、Germer Roadとは、お米の流通でサポートしていただいている東京・調布の山田屋本店を介して、10年以上の長いおつきあいが続いています。
JAのお米にラインナップされている『庄内はえぬき』をはじめ、お正月限定で登場する『のしもち』や『月山まるもち』『月山きりもち』。ロングセラーともいえるレギュラー商品『ブナの水音』なども、JA庄内たがわの商品としてラインナップされ、皆さまに愛され続けています。