内モンゴルとの絆

 
木を育て森にするには…
 
木を育て森にするには…
私たちが緑化支援を続けているダラス村は、内モンゴル自治区の主要な都市のひとつ、通遼市から車で1時間半ほど走ったところにあります。
村で植林をしているガルディさんご夫婦にお話しを聞くことができました。
なぜ植林をはじめたのですか? と、聞くと、土地があったからだと言います。「土地があった」とは、土地があまっていたということではなく、畑にもできない、砂地になってしまった土地があったということです。かつては畑として、ガルディさんたちが使っていた土地でも、何も植えずにそのままにしておけば、いずれ政府に返還しなければならないそうです。だから木を植えたと。
実際に木を植えると、それは大変な作業だったとガルディさんの奥さまがお話ししてくださいました。日常の畑作業に加えて、木を育て、守る作業をしなくてはならない。木を植え、水をやり、柵をめぐらし、そして柵が壊れていないか見てまわる。育ってきたら枝の剪定もする。ほかの農作業の繁忙期には、家に帰ってくるのも日が暮れてから。夕食の支度もできず、隣家に夕食をお願いしていた日も少なくなかったそうです。
日々の世話が大変なうえに、昨年は、天候も悪く、根をはることができず枯れていった木が多かったそうです。年によっては、適度に雨が降って、それほど悪い天候ではなかった年でも、根づかなかった木が多かった年もあったそうです。ガルディさんは、おそらく苗の状態がよくなかったのかもしれない、とおっしゃっていました。
植林活動とひと言で言っても、森に育つまでには、日々の絶え間ないご苦労が数多くあるのです。