内モンゴルとの絆

 
白酒の歓迎
 
白酒の歓迎
最近はそれほどでもなくなりましたが、20年ぐらい前、内モンゴルに行くようになった最初のころは、訪問先では、必ずと言っていいほど、モンゴル衣装を着た女性が、銀の盃を持って待っていました。盃には「白酒(パイチュウ)」という中国のお酒がなみなみと注がれています。
盃に注がれた「白酒」を飲むときには、儀式のようなものがあります。
盃を持った女性の前に立ち、右手の薬指を盃のお酒で濡らし、上(天)にはじき、下(地)にはじき、最後にその場にいる皆さん、または、相手にはじき、それから一気に飲み干します。
ちょっと口を濡らす程度で盃を返しても、飲み干すように促されます。これは歓迎の儀式でもあるので、飲み干さないわけにはいきません。
「白酒」は、穀物を原料とした蒸留酒で、アルコール度数はだいたい38度程度のものが多いようですが、昔は50度以上のものもあったそうです。独特な香りを持ち、最初は飲みやすいと思うのですが、どこに行っても「白酒」が出てくるので、だんだんと「白酒」の香りがすると、飲んでいなくても酔ってしまったような気になってしまいます。
「モンゴルではお酒と歌で、遠方から来たお客さんを歓迎します」という話しをお伺いしたことがあります。
夕食などでは、歌とお酒の歓迎が延々と続き、お互いの親交を深め合います。