内モンゴルとの絆

 
羊肉の丸焼きで歓迎
 
羊肉の丸焼きで歓迎
モンゴルを訪問し始めた約20年前、食卓に並ぶのは、ほとんどが羊肉の料理や川魚の料理、野菜炒めでした。
そのころ、パオ(遊牧民の移動式住居)に宿泊したことがありました。到着して大きなパオの裏を見ると、鉄の柵に羊が数匹囲われていました。
そして夜、食卓に羊肉の丸焼きが出てきました。この料理は、柵に囲われていたあの羊だったのか……。「なんてかわいそうな」というお言葉もありそうですが、遠方よりのお客さまのために大切な家畜をさばいて歓迎するのは、どこにでもあったことなのでしょう。しかし、慣れてない私たちは、なかなか食が進まなかったのを覚えています。
さばいたばかりの羊だからさぞおいしいだろうと思われるでしょうが、さばくのにもテクニックがあるようで、上手なさばき方をした羊は本当においしいと、モンゴルの人は言っていました。そして、最近は上手にさばく人がいなくなったと嘆いていました。
そんなモンゴルでも、近年は流通が発達し、最近では、刺身が出ることもあります。
また、モンゴルの伝統料理を現代風にアレンジしたレストランも流行っているようです。