内モンゴルとの絆

 
国境を越えてつながる「絆」
 
国境を越えてつながる「絆」
今年も全国で様々な災害が発生、大きな被害が出ています。被災地で欠かせない存在になってきているのがボランティアの方々です。
以前、東日本大震災で津波の被害を受けた石巻に行った際、漁業組合の方が話してくれたことがあります。
「漁をするための網や船が壊れて使えなくなってしまった。みんな途方に暮れて、何をするのもいやになっていたときに、ボランティアの人たちが来てくれた。『手伝えることはありませんか?』っていうんだけど、漁に出たこともない都会の人たち、網を修復するのも、船を修復するのも不器用でまったくダメ。だけど、役に立ちたい、手伝いたいっていう熱意はすごく感じたよ。あの人たちに繕い方を教えているうちに、何とかして漁に出られるようにしようって思うようになれたんだ。だって見ず知らずの人たちが、すごく遠いところから自分の時間を使って来ているんだよ。俺たちがやらなかったらどうするのって。……あの人たちがいなかったらずっと壊れた船を見ながら酒を飲むだけの毎日だったかもしれないね。本当に感謝しているよ」と。
支援というと、何人が参加したのかとか、どのくらいのお金を支出したのかとか、その規模を問われることがありますが、それが小さな支援だったとしても、現地の方々の心の支えになることが、何よりも大切だということを、石巻で教えていただきました。
テレビのニュースで、被災地で活動しているボランティアの人たちを見ていると、私たちが内モンゴルで継続している緑化支援活動とダブって見えることがあります。
思い浮かぶのは、人と人とのつながり、「絆」という言葉。緑化支援活動も、定期的に現地を訪問することで「絆」が生まれています。
「あの人たちは、次、いつ来るんだろう?」
私たちも沙漠化で苦しむ現地の方々の心の支えになっているはずです。