内モンゴルとの絆

 
内モンゴルに行けない日々が続いていますが…
 
内モンゴルに行けない日々が続いていますが…
現在、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大により、海外渡航がむずかしくなっています。
2002年の暮れからはじまったSARSウイルスの流行や中国全土に広がった反日デモの影響で、内モンゴルへのツアーを断念したこともありました。
反日デモが頻繁に起こったとき、ツアーは中止になりましたが、皆さんに状況を報告するため、単身、視察に行ったことがありました。
植林をしているご家族を訪問。昼食をいただいていたとき、その家のご主人のお友だちがその家にやってきました。
「おまえは誰だ?」不信な顔をしている友だちに、ご主人が、私のことを説明してくださいました。
「日本から来たのか。酒は飲めるのか」と、盃に満たされた白酒を渡され、みんなで乾杯しました。何度も乾杯、一気飲みを繰り返しているうちに、その方は、「ちょっと待っててくれ」と席をはずし、しばらくして、馬頭琴を手に帰ってくると、気持ちよさそうに弾きながら歌を披露してくださいました。
それはおそらく1時間にも満たないぐらいの酒席でしたが、その翌年、ツアーで同じご家族を訪問したところ、馬頭琴を聞かせてくれた方がいらっしゃり、「オレの友人も来ているのか? …おー、いた!」と満面の笑顔で駆け寄ってきてくださいました。言葉はほとんど通じませんが、お互い、再開を喜び合ったのを覚えています。
おそらくツアーに参加した方のなかには、似たような経験をお持ちの方も少なくないはず。はたして次はいつ内モンゴルに行けるのか…。しかし、会いに行けないからお互いのつながりがなくなるわけではありません。かの地の友だちは、きっと、元気に暮らしていることでしょう。そう願っています。