内モンゴルとの絆

 
ダラス村の思い出(2)
 
ダラス村の思い出(2)
何年のことだったのか、はっきりと覚えていないのですが、植林の状況を視察に、ひとりでダラス村に行ったことがありました。
緑化を実施していらっしゃるお宅に招かれ、お昼をいただいていたとき、そこのご主人のお友だちが家にやってきました。
現地のコーディネイターの方が、家のご主人、友だち、そして私、4人。私以外は皆さん、現地の言葉で話しているので、何をしゃべっているのかわからず、私はひとり、黙々と食事をいただいていました。
お昼とは言っても、ビールを飲み、中盤には、白酒が注がれ、みんなの顔も赤くなってきたころ、その友だちが、馬頭琴を持ち出し、歌い始めました。あいかわらず私は、会話も歌もわからないので黙々と食事を続けるのみだったのを覚えています。
そして翌年、今度は視察ツアーで多くの皆さまと一緒にダラス村を訪ねました。そうしたら「俺の友だちの日本人も来ているか」と、その友だちの方が訪ねて来てくれ、私を見つけると、何やら大声をあげながら笑顔で私の前まで来て、「友だち! 元気だったか!」(現地の言葉がわからないので、本当にそう言ったのかどうかは不安ですが、おそらく、そんな感じだと思います)と、肩をたたかれ、両手をとり、握手を交わしました。
……ダラス村の私の友だちは元気で暮らしているでしょうか。