内モンゴルとの絆

 
モンゴルで出会ったラクダ
 
モンゴルで出会ったラクダ
モンゴルの人たちにとって家畜は、生活するうえでかけがえのないパートナーであり、財産でもありました。
馬、羊、牛……。ラクダもそのひとつ。
ラクダは「砂漠の船」とも言われ、砂漠の過酷な状況下でも、重い荷物を背負って、何十キロも歩くことができます。
ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠など、遠くの国と交易するとき、ラクダは、輸送手段として欠かすことのできない存在でした。
ところでラクダの背中にある、コブ。ここに水が入っていると思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、調べてみたら、どうやら違うようです。コブは脂肪でできていて、汗をほとんどかかないラクダが、太陽に照らされて体温が上昇し過ぎないようにするための役割も担っているようです。