内モンゴルとの絆
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モンゴルの方々のお名前
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内モンゴルで知り合った方々にお名前を教えていただくと、ウユン先生、トヤさん、ガルディさんなど、名前だけの場合が多く、日本人のように姓名で教えていただくことが、ほとんどありませんでした。
「正式な名前は?」と聞いたことがあるのですが、「正式な名前はとても長くて覚えきれません」と言われるので、そこから先、聞くことはありませんでした。
ネットで調べてみたところ、もともと、モンゴルでは「氏」(ファミリーネーム)を持っていなかったようです。
それが歴史のなかで変遷し、20世紀になって、モンゴルの人たちが住む国、ロシアやモンゴル国、中国などでそれぞれの国の決まりに従って名前をつけるようになっていったそうです。
内モンゴル、中国では、氏族を意味する「オボク」と個人名、または中国姓と中国名を名乗っているようです。
またモンゴル国では、お父さんやお母さんの名前をファミリーネームの代用として使う習慣があり、正式なもの、たとえばパスポートなどには、これらが記されているようです。
言われてみると、国によって名前のつけ方が違うということが理解できますが、知らないと、なんだか理解しにくいですね。