内モンゴルとの絆
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元寇の遺物が埋まっている海
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日本にいくつか海底遺跡というのがあるのをご存じですか?
与那国島の海底にある人工物や、熱海の沖合にも石積みや階段と思わる人工物が見つかっています。
玄界灘と伊万里湾を臨む長崎県松浦市、伊万里湾、沖合に浮かぶ島、鷹島沖合海域にも、鷹島海底遺跡というのがあります。
ここには、鎌倉時代に攻めてきた元寇、元の軍隊の船や遺物が埋まっていて、日本ではじめて、海底遺跡として国の史跡に指定されました。
松浦市立埋蔵文化財センターには、この海から発掘された船の遺物や武具などが保存、展示されているとのこと。
750年前、約14万人のモンゴル兵を乗せた船が4000隻以上、この沖合を埋め尽くしたと言います。どのような光景だったのか……。
きっと足もすくむような恐怖を感じたことでしょう。