金鋒先生一代記
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ほめられると、どんどん成長する
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東大在学中、教官から「金くんは学者ですが、ほかの人たちは技術者です」と言われたことがありました。
発想力のある人が「学者タイプ」、発想力はないけれど、まじめにやる人が「技術者タイプ」なのだそうです。
先生から「いい発想をしている」とほめられたこともあります。
ほめられた金先生は、より一層努力して知識を深めていきました。
「人間はほめられたら勉強します。
こういった経験から、いまではよく『子供の出来が悪かったとしても、ほめてください』とアドバイスします。
ほめるほうが、子供の成長は早いのです」と、金先生。
また学生時代、金先生は、知らないことは絶対に質問するというクセがありました。
「うるさい」と言う先生もいましたが、「いい質問だね」と言ってくれる先生もいました。
質問しなくても、自分で調べて、原因がわかるまで追求するようになったそうです。
「勉強をすればするほど、自分が知らない世界を知ることができます。
知らないから知りたいと思う。
だから、もっと勉強をしたいと思うのです」
こうして金先生の「発想力」は、ますますパワーアップし、NS乳酸菌の研究につながっていきます。