金鋒先生一代記
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かつての落ちこぼれはもういない
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金先生が東京大学に入学が決まった1987年、奥さまは、アメリカのマイアミ大学に行くことが決まりました。
しばらく離れ離れの生活が続きましたが、奥さまも東大病院に来ることになりました。
奥さまは、日本に来てから、いくつか大きな発見をし、日本で一番目の「フジハラ」という輸血の奨学金も受けることになりました。GVHDというめずらしい病気を証明し、医学のトップの雑誌にも載り、東大の「医学博士」も取りました。
金先生も東京大学で、人類遺伝学の修士と博士学位を取得することができました。
かつて勉強が嫌いで、落ちこぼれ同然だった学生は、いまや「人類遺伝学博士」になり、そして中国で流行したSARSがきっかけで乳酸菌と出会い、誰からも一目置かれる存在になりました。