金鋒先生一代記

 
「不治の病を克服したい」それが金先生の夢です
 
「不治の病を克服したい」それが金先生の夢です
金先生は、長年、遺伝学の研究をしてきました。遺伝学を志したのは、遺伝子の研究を進めていけば、そこに不治の病を克服するカギがあるだろうと思ったからです。しかし、ヒトゲノムの解析が進み、医学が進歩しても、病気に悩む人は後を絶ちません。さらにウイルス性疾患も蔓延するようになりました。
2003年ごろ、中国では、SARSが流行、そんなある日、知人から連絡がありました。SARSに感染、つらい毎日を送っていたのですが、毎日乳酸菌を鼻に入れているうちに、SARSが治ってしまったというのです。なぜ治ったのか、金先生に調べてほしい、と。それをきっかけに乳酸菌の研究が始まります。乳酸菌に関するさまざまな論文を読み、研究を進めました。
そして金先生が導き出した仮説が、「人間は菌と共生・共存している」というものでした。
不治の病を克服したいという金先生の夢は、遺伝学から乳酸菌研究へと移っていきました。